- フリーマーケットに出店したいけど、始め方がわからない。
- フリーマーケットで売るのって大変じゃないの?
- フリーマーケットでなかなか思うように売れない。
子育て中からフリーマーケットを続けているんでしょ?
気がつけば20年以上だよ・・毎回おもしろいネタ話もできるからやめられない!
フリーマーケットは家の不要品を捨てず、もうひと花咲かせる最高のイベントです。捨てればゴミになる物が、売れたらお金になって返ってきます。もうひとつは、子どもの頃あそんだ「お店屋さんごっこ」を楽しめること。
お客さんに喜んで買ってもらうと捨てないでよかった~と思います。参加するたび「心にのこる名シーン」がふえて、気がつけば20年以上続いています。体力的にもしんどいのでこれで最後にしようと毎回思うけどやめられない・・(^^;)
そこで、これからフリマをはじめたい人・フリマをしている人に、これまで培ったフリーマーケットの経験を生かし「売るコツ」「売れるコツ」などフリマの楽しみ方のノウハウをお伝えできたらと思います。
- フリーマーケットの「始め方」と「出店のコツ」
- フリーマーケットの「売るコツ」・「売れるコツ」
- フリーマーケットの「楽しみ方」
フリーマーケット出店したい!とおもったら
フリーマーケットを始めたいと思ったら、まず申込からはじめよう!
- 出店の申し込みをする
- 売るものを集める
- 値段をつけていく
- 商品をまとめて箱詰めする
フリーマーケットに出店がしたい人が、どのように準備すればスムーズにいくのかとても分かりやすく段取りを記事にしました。
①出店の申込みをしよう
- 地域のイベントのフリーマーケットの募集に申し込む・・受付は電話、FAX、郵便など。
- 会員登録して申し込むフリマサイトを利用(ネット予約 出店料はクレカ・コンビニ・銀行振込みで先に払う)
- 定例開催している場所に電話か直接申し込みに行く(イオン系列の定例開催のフリマに何度か申し込んだ)
申し込みの流れ
フリーマーケットの出店を申し込む
出店証・フリマの要項が後日送付(携帯メールで受付した時は、メール本文が代わりになることも)
利用規約・出店の要項・ブースの大きさ・雨天中止の判断や振替日などよく読んでおこう。
②売るものをさっそく集めてみよう
フリマ用の不要品を集めるコツ
物が多すぎてどこから始めたらいいかわからない人は、範囲をしぼってみると集めやすくなります。
- 子育て中の家庭
こども服・おもちゃ・絵本など - 大人ばかりの家庭
台所用品・食器・陶器
日用品・文具・本
レジャー・ホビー用品
売るものを集めたら・・
- ウェットティッシュなどで拭いてきれいにしよう。見ちがえるように変わり「これ家で使うことにしよ」と留まる物も。
- 服はしみ抜きや洗濯をして、気持ちよく手にとってもらえるようにする(アイロンがけも効果的)
家族にも声かけして不要品を出してもらえば、みんなで家のものを見直すきっかけになるね。
フリマ会場によって「売れるもの」「売れないもの」がちがってきます。よかったらこちらの記事も参考にして不要品を集めてくださいね!
③値段・値札をつけてみよう!
文具「1つ100円」 こども服「1着300円」 大人服「1着300~500円」 本「1冊100~300円」など、種類ごとに値段を統一するとお客さんにもわかりやすい。
値段をつけるコツ
- フリマ会場によって出店料がちがうので「損をしない」ため、出店料が高めのときは上乗せする。
- 出店料1000円の時
服は300~500円・日用品100円 - 出店料3000円の時
服は500~700円・日用品300円
- フリマの「値切られ対策」のため、ちょっとだけ上乗せしておく。
- 300円で売りたいもの➡350円にする
- 200円で売りたいもの➡300円にしておいて、興味をもってくれたお客さんがいたら「200円にまけますよ!」と値段を下げると売れやすく効果的!
くれぐれも上乗せ金額は欲張らない!ことかえって売れなくなります。
「もう少し安くなる?」「まけて!」と言われたとき応えられるよう「ちょっとの上乗せ」大事だね!
「これ以上ムリです~」と断るとちがう店に行ってしまう人もいるから、ちょっとでも安く買えた!と満足してもらいたいね。
値札をつくって貼っていく
それぞれの商品に値段をつけたら値札を貼っていきます。
- 紙に手書き・プリント印刷 テープで貼る
- シールに手書き 直接貼っていく
値札でも工夫しだいで売れ方がちがってきます!目から入る宣伝効果でお客さんを引き寄せるプライスカードも写真付きで紹介します
④商品を詰める
値段をつけたものは種類ごとにダンボールや手提げに詰めていく。
大きな手さげかばん
- 洋服・バックはハンガーとセットで入れる。
- ぬいぐるみもたくさん詰めることできる。
ダンボール箱
- できれば同じ大きさで高さがそろっていると、商品を陳列する台につかえて便利。
衣装ケース
- プラスチック製のケース。引き出し式だと引き出しは商品入れ、ケースは陳列棚に使える。
フリマの店の広さで「レイアウト」と「ディスプレイ」を工夫しよう!
フリーマーケットによって出店する1ブース(1区画)の大きさは違います。店の大きさでレイアウトやディスプレイを変えて商品が売れるよう工夫をしよう。手荷物ブースで、2畳から3畳くらい(1辺 2~3m)
都会ほど1ブースは狭く出店料は高くなる傾向。なんだか住宅事情と似てますねぇ‥
縦横が同じなので、奥のスペースもお客さんに見やすくなるよう工夫する。
道に面して間口が広いので、お客さんも見やすい。
道に面して間口がせまく、奥に広がる形はお客さんも見にくいので工夫が必要。車ブースでこの形を経験。
上手に売るためのコツはお店のレイアウトや配置をはじめに考えること。お客さんが店に入って見やすくなります。こちらの記事に詳しくまとめています!
お客さんの目を引く陳列のコツ
お客さんの目を引くディスプレイや陳列で、売れ方もちがってきます。
ダンボール箱で段差をつける
- 商品を詰めてきたダンボール箱で棚を作り、段差を利用して商品を見やすくする。
- 高さが同じくらいのダンボール箱だと棚がそろって使いやすい。
プライスカードを使う
- 50円や100円など安い値段のプライスカードを作って、お客さんの目を引く。
- 私がよく使うプライスカードは「1つ100円」「1つ50円」「2つで50円」「どれでも200円」「どれでも300円」など大きく書いたもの。
商品が目につくよう工夫する
- カゴ・空き缶・バスケット・衣装ケースにいれる。
- 洋服・カバン・スカーフ・ベルトはハンガーラックにかける。
1ブースに商品を陳列してどんな感じか、リハーサルしてみると本番がスムーズに!
お店の商品は、陳列しだいでとびっきりの品物になりお客さんが見つけて買ってくれます。不要品がお客さんの目につくよう考えた記事をまとめました
フリマ当日の持ち物チェック✅
当日は朝も早く忙しいので、フリマの荷物は前日までにそろえて貴重品以外は車に積んでおくと気が楽になります。
当日は体力勝負!前日は早く寝よう。
当日の持ちものリスト
出店許可証をメールで見せる時は携帯を忘れないこと!
お釣り用の小銭と千円札
序盤に1万円や5千円を払う人がいる。
ビニール袋や紙袋(商品を入れる用)
エコバック持参の主婦もふえたが、よく使うので用意する。
文具セット
黒ペン・赤ペン・ハサミ・セロテープ・メモ用紙・電卓・ガムテープ・ビニールひも・新聞紙(割れもの包む用)
レジャーシート・ブルーシート
地面に敷く用と急な雨よけ対策に何枚か持っていく。
折りたたみ机と椅子、パラソル
パラソルは日よけ・雨よけにもなる。強風のとき注意。
ハンガーラック
かんたんな組み立て式は分解して運べるので便利。強風のとき注意
台車
出店場所が遠い時の必需品、使えない会場もあるので確認する。
お昼すぎに値下げをするので赤いマジックは必須!
フリマ当日の手順
いよいよフリマ当日です!開店まで段取りよく進めていきましょう。
開店までの手順
- フリマ会場で受付をする
出店証を提示しスタッフの指示に従う(8時30分~9時までの受付け多い) - 荷物を運んで店の準備をはじめる
出店ブースの場所がわかったら準備を始める。
出店準備をはじめよう
ここまできたら店の開店まであと少し!
- お隣の人にあいさつする。
- 隣のブースとの間を少しあけてシートを敷き、レイアウトを決め商品を陳列していく。
①となりの店の人と仲よくなった方が得!
店と店の間に通り道を作るとお互い動きやすくなるので、あいさつの時「店とのあいだに通り道を作りましょうか」と軽く声かけをしよう!
1人の出店はトイレなどで店を空けるとき困ります。人がいない時、お客のふりをして商品を盗る人もいるので・・隣の店の人に声をかけていると、目があるので盗難防止も含めて安心です。
②レイアウトを決めていよいよ陳列
隣の店との間に、通り道分のスペースを開けてレジャーシートを敷き、レイアウトやディスプレイを考えて商品を陳列していきます。
家で商品のレイアウトや陳列のリハーサルをしていると迷わない!困らない!
初めのころ、自分の区画にたどり着いた時点でへとへと・・気ばかり焦って、どう陳列したらいいかわからず途方に暮れてた。
現金・携帯・貴重品は身に着けて!
開店前は準備と時間に追われて周りに気が回りません。そこをねらってお金を盗られることがあるので現金は必ず身につけましょう!
2人以上で出店する時も、だれか見てくれてるとかえって油断しがち。缶につり銭をいれている人も多いですが気をつけてください。
楽しいフリーマーケットでいやな思いはしたくないので、最低限の貴重品だけ持って身に着けています。
私の当日の貴重品
ショルダーバックとズボンのポケットに入れる
ふだん持ち歩いているクレジットカードは家に置いて持って来ない。
準備中、店の後ろに置いた手さげバックを触っている人がいて、ドキッとしたことがあります。バックを見ていただけか貴重品狙いか・・なので私はウエストポーチかショルダーで身に着けています。
フリーマーケットで売れるコツは
店の準備に時間をとられないこと。開始時間には売ることができるようにすることです。また、お客さんとのコミュニケーションで売れ行きがちがってくるので大切にします。
フリマで他店より先に売るコツは
開店準備を早く終える
フリマの準備中からフリマは始まっている 「いいもの狙い」のお客さんや出店側の人も「お宝」を探しにくる。開始時間前に陳列を終えることが売れるコツ(ただ開始時間まで売ったらダメなフリマは多い)
午前中が勝負
午前中がお客さんのピークでいちばんよく売れる時間帯。昼過ぎには、ほかの店より早く値下げして売っていく(値下げの金額は赤ペンで書く)処分したいものは「半額セールです!」と声をかけて半額にすると売れやすい。
声掛けのタイミングがフリマの売れ行きを左右する!
売りたい気持ちをぐいぐい出さない
積極的に声をかけすぎると、ゆっくり見ているお客さんやシャイな人は逃げてしまう。
さりげない声かけをする
商品を手にとっている人がいたら、さりげなく声をかけよう。「気になるものは声かけてくださいね~」「これは~なんですよ」と軽くなげかけるとシャイなお客さんは会話のきっかけをつかめます。そして「あの~これって・・」と値段交渉や購入のきっかけになることも。
お客さんと話しをしていると、不思議なことに人がどんどん集まって「フリマの売れる時」が波のようにきます。まさにお客さんとのコミュニケーションを大切にすると「福がくる」ことを実感。買い物で、客のいないがらんとした店は入りにくいけど、にぎやかな店は気軽に入れる心理と同じなのかもしれません。
フリマって、後ろにボーッと座っているだけでは売れないんでしょ?
うん、お客さんと会話のやりとりができると売れることが多いね。
フリマの達人は、このお客さんとの会話だけでどんどんお客さんを引き寄せて売っていきます!会話術を磨いて楽しく売っていく記事をこちらにまとめています
いらない物・不要品を売るためのコツ
フリマでは、いい物を安くすればすぐ売れるけれど、本当の不要品は売りかた次第で売れると思ってます。もちろん目玉商品もいくつか必要ですが、毎回出店すると最低でも6千円~平均して1万円代の売り上げがあるからです。
いろんなジャンルを売ってみる
私のフリマで売るものは、子どもの物から実家の不要品までジャンルはバラバラで一貫性がないが、会場によって売れるジャンルが違うときも一定の売上げにつながる。ジャンル別に陳列して見やすくする。
ジャンルをしぼって店のカラーを作る
「いろんなジャンルを売る」と反対になるが、フリマ会場によって店の売る物のジャンルを決めると、それを目当てのお客さんでにぎわうことも多い。
「ディスプレイ」「ラッピング」で工夫
アクセサリーは特別感を出すため布の上に並べたりフックにかけて見やすくする。色んな雑貨もカゴや空き缶にいれて楽しい雰囲気をつくり、店の商品が欲しくなるような陳列をする。
片付けるタイミング
3時ころになるとイベントも終わりに近づいてきます。店のまわりのゴミを拾ってそろそろ店の物を片付けていきます。
片付ける順番を考えて最後まで粘る
値下げ商品を目当てに回ってくるお客さんもいるので、片付ける順番も考える。折りたたみ机・パラソル・椅子・ハンガーラックなど大きなものを片付けていき、最後まで売れそうな小物類は店の前に置いておく。
すぐ車に積めるよう早めに荷物はまとめる
車に積みこむ搬入時間はフリマ会場でちがうので、自分の片付ける時間にはすぐ動けるよう片付けて荷物をまとめて準備しておくと混む前に帰ることができる。
フリマはお客さんがじかに見て購入してくれるので、不用品が売れると「捨てないでフリマに出してよかった~」とその楽しさを実感します。眠っていた子供のおもちゃを100円で買って嬉しそうに持ち帰るお子さんをみると、この100円は普通の100円とは重みがちがう!だからフリマの売上金はムダ使いせず、本当にほしい物を買います。
- わらしべライフマネー・・いらない物を売ってほしいものに変えるためのおかね
フリマの楽しみ方いろいろ!
フリマの経験をたくさん書きましたが「うわ~大変そう!」と思う人、大丈夫です!
わたしのフリマの参加は「なんとかなるさ」でしばらくやってましたので(^^;)やる気さえあればできます!
そろそろ体力的にもきついので全部の不要品を捨て「フリマ卒業」しよかと思いますが、数千円の支払いでお店気分を味わえて捨てればゴミになる「いらない物」がお金になる「究極のリサイクル」なかなかやめられません。
とはいえ、フリマ当日になって「せっかくの休みに早朝からフリマ・・やらなきゃよかった~」と後悔することも。でもフリマが終わるころには学生の時の気の重いマラソン大会を終えたような達成感を味わえます。
売上金を数えるのもドキドキの瞬間!長~い1日の売上は、たとえ少額でも百円や千円の重みがちがうので、お金のムダ使いはやめようという教訓にもなります。もっともっとフリマを楽しむ人がふえたらいいなぁ
「今でも心に残っているエピソード」や「お客さんとの出会い」などフリマ参加してよかった~というおもしろい話題をたくさん掲載しています。
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