【庭の小さな畑でたくさん収穫!】初心者でも手軽にできる家庭菜園はじめよう!

当ページのリンクには広告が含まれています。
家庭菜園で収穫した野菜

この記事でわかること

  • たたみ2畳(一坪)の省スペースで作る家庭菜園の方法。
  • 1坪のミニ菜園は,手入れもしやすいので初心者にもおすすめ。
  • 家庭の生ゴミ肥料(堆肥)だけで、おいしいオーガニック野菜が作れる。

厚生労働省のサイトに栄養と食生活という分野があります。その中の記事を読むと、「皆さんは野菜を十分に食べていますか?」という問いかけがあり、健康には野菜が欠かせないことがわかります。

その野菜の中でも安心して食べられる「無農薬のオーガニック野菜」は、栽培に手間がかかり値段もお高め。節約を頑張る主婦にとっては手が届きにくい存在です💦

もし、この無農薬尾野菜が庭で手軽に作れたらどうでしょう?もぎたての野菜を食卓に出したり、料理をして食べられるなんて‥考えるだけでワクワクしませんか?

わらしべくん

でも、広い庭がないと畑作りはむずかしそうだし、野菜の栽培も手間がかかり。

もーり

小さなスペースで野菜を育てる「2畳のミニ菜園作り」という方法なら、手軽にできるかもしれないよ。

そこで、たたみ2枚分(1坪)の小さなスペースさえあれば、だれでも簡単にできるという「2畳のミニ菜園」を作って、野菜栽培に挑戦してみようと思いました。

実際にやってみると、畑に野菜を植えるというより、花壇に花を植えていく感覚!自由にできて楽しいけど、こんな適当で大丈夫かな?と不安にもなりました。

さあ、その結果どうなったでしょう?ぜひこの記事と画像をみて確かめてください。

この記事の目次

たたみ2枚分のミニ家庭菜園をはじめようと思ったのは‥

野菜畑

私が、今までやったことのないミニ菜園を始めようと思ったのは、農業系のWEBの「1坪のミニ菜園」の画像を見て興味を持ったからです。畝をのない平地に野菜が植えられていて驚きました。

作り方はかんたんで、長さ2mの木材を4本用意して枠を作り、土や肥料を入れて耕せば「1坪(たたみ2枚分)のミニ菜園」が完成。一年を通じて多くの種類の野菜栽培ができるという内容でした

もともと庭の片すみに小さな畑があったので、この記事をヒントに庭にあるもの」で枠を作り、庭の土と生ごみ肥料を入れて「2畳のミニ菜園」を作ってみました。

わらしべくん

「庭にあるもの」って何なの?どうやって作るのかな。

もーり

それでは、「お金をかけない、わらしべ流のミニマム菜園の作り方」を紹介するね。

【お金をかけない菜園作り】わらしべ流で小さい畑を作ってみよう!

家庭菜園の様子
正面と側面では材料がバラバラなので菜園の外観も違う
「わらしべ流」のミニ菜園の材料
  • … 庭にあるレンガ・ブロック
  • … 庭の土
  • 肥料生ゴミ肥料

わが家のミニ菜園は、庭に眠っている「使っていないレンガ」「花壇に使っているブロック」を引っこ抜き、とにかく家にあるもので畑の枠を作りました。

枠の材料はバラバラで統一感はありませんが、高さがあれば大丈夫!庭の土を入れて地面を少し耕せば、深さ30センチくらいの「ミニ菜園」完成。

今までの畑は必ず畝(うね)を作っていましたが、今回のミニ菜園は畝を作らず自由に野菜を植えていくことにしました。

わらしべくん

畑で使う肥料は「生ごみで作った堆肥」なんでしょ?

もーり

ボカシ材をふりかければ簡単に作れて、土にまぜると栄養の豊かな畑に生まれ変わるんだよ

【生ごみの肥料作りはかんたん!】「生ゴミ堆肥」だけで野菜を育てる

生ゴミ堆肥

庭の畑の野菜作りが、かれこれ10年近く続いているのは「生ごみ堆肥」のおかげです。手軽にできて野菜もよく育つので、特別な肥料は使っていません。

作り方はとてもかんたん!生ごみにボカシ材をふりかけて寝かせておくだけでいいのです。(コンポストで作る堆肥とは違います)

この生ゴミ肥料を苗と苗の間に埋めていくと、野菜がぐんぐん育って収穫も大いに期待できます。

生ゴミ肥料(有機肥料)の作り方は、【EMぼかしと生ゴミだけで作る簡単な肥料作り】の記事でわかりやすく説明しています。よろしければ合わせてご覧ください

EMぼかし肥料(生ごみたい肥)でできる家庭菜園

【画像あり】生ごみ肥料を畑に入れるコツ

それでは画像を見ながら、生ゴミ堆肥を畑に入れるコツを紹介します。

1⃣穴を掘って生ごみ肥料を投入
株元は根枯れするので、苗と苗の間に入れる。

生ごみ堆肥を土に入れる手順


2⃣生ごみ肥料を埋めていく
土を混ぜ込みながら埋めていく。

生ごみ堆肥を土に入れる手順


3⃣生ごみ肥料がすっかり隠れたらOK
犬猫の掘り起こし防止のため足で踏み固める

生ごみ堆肥を土に入れる手順


4⃣埋めた場所がわかるよう目印を置く
生ごみ肥料投入の重複をさけるため。

生ごみ堆肥を土に入れる手順

もーり

10日~2週間で生ゴミ肥料が土に返り、野菜の苗がめざましく成長していきます。

【畑のレイアウトは自由!】ミニ菜園に野菜苗を植えていく!

野菜畑の配置図
小さな畑の野菜苗のレイアウトは自由自在!

畝(うね)に野菜を植えていく畑とは違い、1坪のミニ菜園は平地なので、自由に野菜苗を植えることができます。

畑の正面は日当たりがよく、奥になるほど生垣の陰になるので、「ピーマン」と「なすび」は、正面と奥に配置をばらして植えました。

右と左の両サイドには、ネットを張ってキューリとミニトマトを植えましたが、ネットの長さが足りないので麻ひもを使ってオリジナル仕上げ!

【野菜ネットの長さ調節】長さが足りない時の裏ワザ!

野菜ネットの丈がもう少し欲しいと思ったら、身近にあるもので継ぎ足せます、私は家にある麻ひもを使って手作りしてみました。

🍅ミニトマト側のネット
麻ひもを横に1本張り、野菜ネットと麻ひもの上下を▲▼ジグザクになるよう通す。

トマトのネットと手作りネット

🥒キュウリ側のネット
ネットの長さが短いので、麻ひもを横に2本張り、手製ネットを2段にする

きゅうりの成長
わらしべくん

家にある麻紐で作った「わらしべ流の野菜ネット」は大成功だね!

もーり

ネットは最後まで崩れなかった。つぎは、家庭菜園の成長のようすを紹介します。

【画像あり】毎月の野菜の成長がわかる「WEB版の家庭菜園ノート」

家庭菜園ノート

毎月の庭の畑の変化を、「正面」・「2階上空」・「それぞれの野菜」と3つの視点から写真を撮り、その画像に覚書とメモをつけました。

もーり

わたしのWEB版「家庭菜園ノートができた!

庭の畑を、3つの視点からとらえてわかることは何かをまとめてみました

3つの視点からわかること
  • 正面の画像‥家庭菜園の全体の様子
  • 2階上空の画像‥野菜の葉の広げ方
  • 野菜の種類ごとの画像‥野菜の成長
もーり

それでは、私の「画像付きミニ菜園ノート」を見て下さい!

【ミニ菜園ノート】‥正面からみ見た畑

5月(正面から見た畑)
野菜苗の配置をきめて植えていく

家庭菜園の様子

キュウリ・ミニトマトは両端に配置

6月(正面から見た畑)
キュウリのつるが伸びてきたので支柱ネット設置

家庭菜園の様子

生ごみ肥料を株と株の間に埋めていく

7月(正面から見た畑)
生ごみ肥料の効果で野菜がぐんぐん成長中

野菜畑の様子

ナス・ピーマン等ツリー仕立てにする

8月(正面から見た畑)
野菜畑もピークに!生い茂ってきたミニ菜園

家庭菜園の様子

葉や枝を整理して、害虫・病気を防ぐ

やってよかったこと!‥ツリー仕立て

中玉トマト・ナス・ピーマン・ししとうは、1つの野菜につき1本の支柱で仕立てる「ツリー仕立て」で大成功!
去年はナス1株に支柱3本使用してたので、畑は支柱だらけで中に入るのも一苦労💦今年は支柱も節約できて管理も楽になった

実際のツリー仕立てのようす

ししとうとピーマンの成長

もーり

ツリー仕立ての結び方は、ネット検索やYOUTUBEで調べました。とても簡単にできるのでおススメです!

【ミニ菜園ノート】‥2階上空から見た畑

5月(2階上空から見た畑)
野菜苗も小さく、株の間の地面がよく見える

上から見た野菜の成長

この時期は、害虫(ナメクジ・だんご虫)に食べられるので注意が必要

6月(2階上空から見た畑)
生ごみ肥料を追肥するので効果が出てくる頃

2階からの野菜の成長

太陽に向かって葉を広げる様子がわかる

7月(2階上空から見た畑)
野菜がぐんぐん成長して収穫も多くなる

2階からの野菜の成長

害虫にも負けないほどの野菜の成長

8月(2階上空から見た畑)
5月と比べると地面が見えないくらい葉が茂る

階からの家庭菜園の様子

枝が混みあってくるのでせん定をする

生ごみ肥料‥野菜の成長がすごかった

生ごみたい肥が効いてくると、野菜が太陽の光を求めて葉を広げ、ぐんぐん成長していく様子がわかった。7~8月にかけて、ミニ菜園の地面は野菜の葉で覆われていく。

もーり

太陽の光をもとめて競い合うよう成長していく様は、植物の強い生命力を感じる。

【ミニ菜園ノート】‥野菜の成長ぶり

それぞれの野菜の成長したようすを紹介します。各月の野菜の写真はありますが、わかりやすいよう5月の苗8月の成長へと一気に早送りでお見せします。

キュウリ・ゴーヤの成長

5月(キュウリ・ゴーヤの成長)
支柱ネットは早いうちから設置しておく

キュウリの成長

ツルを伸ばしたらネットに巻きつける

8月(キュウリ・ゴーヤの成長)
下葉をとって風通しをよくし病気を予防する

きゅうりの成長

うどん粉病の発生に納豆菌液が効いた

ミニトマトの成長

5月(ミニトマトの成長)
脇芽をとらない放任栽培にするので、早めにネットを設置しておく。

ミニトマトの成長

斜めに植える「寝かせ植え」で茎からも根がでるよう定着させる

8月(ミニトマトの成長)
実が色づいてきたら下葉かきをして、実に栄養がいくようにする。

ミニトマトの成長

「寝かせ植え」と「放任栽培」で大株に成長し、たくさん収穫できた。

中玉トマト(桃太郎)の成長

5月(中玉トマトの成長)
大きくなるので広い場所に植える

中玉トマトの成長

脇芽をかいて上に伸ばしていく

8月(中玉トマトの成長)
下葉の整理をして支柱の上まできたら摘心する

中玉トマトの成長

6月の気温の低さで色づくのが遅れた

ナスの成長

5月(ナスの成長)
ナスは大きく広がるので間隔を十分あけて植える

ナスの成長

ナスはくいしん坊なので生ごみ肥料は定期的に補充する

8月(ナスの成長)
葉が重なるところはせん定して風通しを良くする

ナスの成長

ツリー仕立てにすると更に成長していく

ししとうの成長

5月(ししとうの成長)

半日陰の場所は成長が遅いので、生垣を短くせん定して太陽の光が長く当たるようにする。

ししとうの成長

日陰のときナメクジにやられかけた

8月(ししとうの成長)
太陽が長時間当たるようになってから、どんどん大きくなってきた。

ししとうの成長

葉が混みあってくるので風通しよくする

ピーマンの成長

5月(ピーマンの成長)
実がやわらかい京みどりは、葉も黄緑でやわらかいので害虫が寄ってきた。

ピーマンの成長

苗が大きくなるまで注意が必要

8月(ピーマンの成長)
葉が茂ってくるので、風通しがよくなるよう整理する。

ピーマンの成長

ツリー仕立てにして大きく育てていく

成長した野菜‥画面に入りきらない

5月の野菜苗は余裕で画像に収まっていたのに、8月のよく育った野菜は、画面の中におさまらない。それだけでも、野菜の成長ぶりがよくわかる。

【ミニ菜園ノート】‥野菜の収穫(抜粋)

ナスときゅうり
収穫した野菜収穫した野菜
野菜の収穫
収穫した野菜収穫した野菜

野菜生活‥新鮮な野菜を毎日食べる!

どれかの野菜が毎日収穫できて、食卓にはみずみずしい採れたて野菜がならびます!
夏野菜が冷蔵庫か畑にあるというぜいたくな状態。野菜はほとんど買わずに過ごせました。

もーり

夏が終わって秋になっても、わが家のミニ菜園では野菜が次々と収穫できています

【ミニ菜園ノート】‥9月~10月でも野菜の成長が止まらない!

ミニ菜園

9月~10月にかけて、そろそろ終わる夏野菜も出てきますが、生ごみ堆肥で栄養ゆたかになった畑では、まだまだほかの野菜が競争をしながら成長していきます。

9月‥正面から見た畑
終わる野菜があれば更に茂ってくる野菜もある

正面からの野菜畑

キュウリと中玉トマトは終了

9月‥2階から見た畑
どの野菜もまだまだ必死に葉を広げていく

上から見た菜園

かなり茂ってくるので枝葉を整理する

9月‥それぞれの野菜の成長
野菜が茂って生ごみ肥料の追肥をするのも困難

茂った野菜

畑には、こまめに生ごみ肥料を追肥していく。

夏から秋へ終わる野菜成長する野菜

6月~8月まで全盛期だったキュウリやトマトも終わってきたので抜くと、待ってましたとばかりに隣の野菜が横に葉を広げて育っていく(ピーマン・ししとう・なすび)

わらしべくん

まるで野菜の勢力図を見ているようだ!

一坪のミニ菜園の、メリット・デメリット・反省点

今回、1坪のミニ菜園をやってみてわかった「メリット」と「デメリット」をかんたんにまとめました。また、気づいたことなどの「反省点」も書き出してみました。

ミニ菜園のメリット
  • 畝(うね)がないので、地面にしっかり野菜の根が張った。
  • 畑が平らなので、野菜の植える配置(レイアウト)が自由にできる。
  • 水がまんべんなく行きわたるので、水やりが楽だった。
わらしべくん

うねのある小さい畑は、水やりのときに削れてきたり、畝の下に水がたまるから根が地表に出て困ったね。

もーり

その点、平らな菜園は水やりも楽チンだったよ。

ミニ菜園のデメリット
  • うねがないので、根の張る深さをキープするため頑張って耕すか、枠で高さを作って土を入れないといけない。
  • 自由に植えれる代わりに、野菜同士近いと茂って病気や害虫が広がりが早い。
反省すること
  • 無農薬のため、害虫や病気で弱る野菜もあった。来年は、天然素材の「唐辛子スプレー」を作って、予防対策をしたい。
  • 品種改良のゴーヤは、葉や実がカメムシやウリハムシの被害にあって、あまり実が成らなかった。
  • キュウリを抜くと、根がボコボコしてる。ネコブセンチュウの可能性があるので対策を考える。(10年以上畑をして初めての経験😢)
わらしべくん

苦みの少ない品種改良のゴーヤは、黄緑のやわらかい葉と実に害虫がよく飛んできた。

もーり

普通のゴーヤの時は、いっぱい収穫できたのにね。
あと、センチュウ駆除は精米機でもらえる「米ぬか」と「生ゴミ堆肥」でやってみるよ!

庭の小さな家庭菜園で心も体も元気になる!

収穫する男の子

家が中心だった子育ての時期は、庭の畑でもっと野菜を栽培していました。でも仕事を始めてからは、だんだん畑に向かう時間も減ってきて夏野菜限定の菜園になっていきました。

「小さい畑は連作をさけるため休耕するべし」「継続するには無理は禁物」など、いいわけしながらゆるく長く続けています。

その野菜作りでいつも感心することがあります。それは、すべての野菜に生きようとする力強さを感じることです。

水を得るため地面に根を張りめぐらし、水を求めて根っこがむき出しになることもあれば、空にむかって葉を広げ、日光を浴びるために他の野菜と競い合って伸びていきます。

2階からみると、「動けない野菜びと(人)」が必死に生きようと、天からの恩恵を受けるために手を広げ、天からの恩恵を受けようとしているみたいで‥(想像力が飛んでてすみません)

ベランダから畑をみてはひそかにその生命力の強さに感動しております。

もーり

仕事や人との関係で疲れたとき、野菜のたくましさを見て「頑張ろう!」と元気をもらうことも多い。

そんな野菜を新鮮なうちに食べるのだから、心も体も元気になるはずです。また、家庭の生ごみで作った肥料で、無農薬の野菜がおいしく食べられるというのも家庭菜園の魅力。

生ごみ肥料や有機肥料を混ぜ込んで、土壌に栄養を与えていけば、夏野菜だけではなく年中収穫できる畑ができあがります。

心も体も元なるなる「少ないスペースでできるミニ菜園」をいっしょにはじめてみませんか?

こちらの記事もおすすめです

この記事の目次