- 愛犬がドッグフードを食べなくなった。
- 犬の手作りご飯について興味がある。
- どうやって手作り食をつくっているのか知りたい。
わが家の愛犬スキップは15歳の高齢犬です。
夏の猛暑をなんとか切り抜け安心した矢先に、食欲がガクッと落ちて元気がなくなりました。
ドックフードも食べなくなり下痢になったり胃腸の調子も悪そうで体力的にも心配。
ときどき吐いたり便もゆるめで、元気なかったよね。
食事の用意ができたら、隣のへやに逃げてたよ。
困り果てた私がネットで色々調べたところ、手作り食を与えて食欲が戻った記事をいくつか見つけました。
ためしにおかゆを作ってを与えてみると・・ガツガツ食べてあっというまに完食。
「うそでしょ?」という驚きの展開でした。
食欲のないすべての犬に同じ効果があるかどうかわかりません。でもスキップがその日を境に食欲が戻って元気になったのは事実なので、その経緯を紹介します。
- 犬の手作りご飯で変わったこと
- ペットの手作り食への移行方法
- 手作りご飯の作り方
- 手作りごはんのメリット・デメリット
「かつ節のおかゆ」でまさかの回復の兆し
今年の7月ころ、愛犬の食欲が急に落ちてきました。朝夕2回食べていたのに、9月には1食がやっとという状態が続きます。
お腹の調子も悪く吐いたりするので、病院で診てもらいましたがよくなりません。ネット検索で犬の手作り食の記事を読んだら「おかゆ」が消化にいいというのを見つけました。
やわらかく炊いたおかゆにかつお節を混ぜた「ネコまんま」を作ってあげると、あっという間にたいらげて、皿をなめまわしているではありませんか!
翌日はお腹の調子もよく、いいウンチがでました。昨日までヨタヨタしていたのがうそのように、目を生き生きさせてごはんの催促にきます。
年をとってからウイルス性のイボも増え、最近では足の脂肪腫も見つかったので、これを機会に犬に手作り食をあげようと決心しました。
ごはんが待ちきれずに吠えたら怒られちゃった・・
1日でこんなに変わるもの?!というくらい家族で驚いてるよ。
手作り食へ移行スタート
いろいろ調べた結果、犬の体重の2~3%の肉・魚+野菜を1日の摂取量の目安としてスタートしました。
1日の食事・・スキップ体重約6㎏
肉・魚・・120~180g
野 菜・・60g
朝夕2回に分けて与える
食べ方を見て、もっと欲しがるようであれば、豆腐や納豆など身近に私たちが食べている物をプラスして量を増してあげます。
以前手作り食をあげていた時期があったので、いきなり手作りご飯に切り替えてみたら30分後に一部吐いてしまいました。
やっぱり突然切り替えるのは無理があったと反省⤵
ドックフード 手作りご飯へ移行
- 1日目
ドックフード(2/3)+手作り食(1/3) - 2日目
ドックフード(半分)+手作り食(半分) - 3日目
ドックフード(1/3)+手作り食(2/3) - 4日目
肉・魚+野菜 完全に手作りごはんに移行成功
ごはんがほしいから台所でお母さんにずっとひっついてる
わが家の手作りご飯の紹介
犬が回復してから、わが家の台所では犬中心の食事づくりがスタート。
人間の食事と兼用で作れるので思ったほど手間ではなかった。私達の食事もおかげでヘルシーになったので感謝すべきは我々かも・・
魚を調理
安い時期の魚(豆アジ・イワシ)を2パック買って活力鍋で調理。
活力鍋の1分間調理で骨まで食べられる!
箸を入れると、魚はモロモロに崩れる
人間用(1パック)
梅干し・生姜・醤油・みりん・砂糖を入れ、活力鍋で調理。骨まで食べられるおかずになる。
犬用(1パック)
魚と浸るくらいの水で活力鍋調理。(魚によってはちょっとの酢を加えることも)ゆで汁ごとビンで保存。
野菜を調理
冷蔵庫の残り野菜をザクザク切って、煮干しと一緒に鍋に入れて火にかける。
煮干と野菜をたっぷりの水で煮る
犬の1日分の野菜と煮干しをビンに取分ける
人間用
具だくさんの味噌汁やスープとして、昼食や夕食のおかずになる。
犬用
だしがらの煮干し+野菜を取分けてごはんの時に使える。
ささみを調理
値下げシールの貼っているささみを、沸騰させた鍋に入れて火を止め余熱調理でしっとり仕上げる。
沸騰したら火を止め余熱調理
ささみ・煮干し・野菜を入れた犬用ご飯
人間用
ほぐしたささみはサラダやスープの具に、ゆで汁は万能スープの素。
犬用
ほぐしたささみとゆで汁で美味しい手作りご飯になる。
ペットの手作りご飯の紹介
肉・イワシ・野菜・豆腐で作った犬用ご飯
豆アジ・肉・野菜・ごはんで作った犬用ご飯
納豆、海藻類、豆腐などちょこっと加えて量を増すと満腹感がもてる。
ネギ類・ぶどう・アボガド・魚介類(イカ、タコ、カニ、エビ、貝類)など、犬が食べてはいけない食材以外、人が食べるものなら大丈夫!と犬の手作り食の先輩からアドバイスをもらってずいぶん気持ちが楽になりました。
実は手作り食をあげていた頃もあった!やめたきっかけは‥
犬のしつけ教室に通っていた時、ペットの食育を学ぶ機会がありました。愛犬をがんで亡くしたことで犬の手作り食の勉強した方の講義でした。
発がん性のある危険なドッグフードもあるので、「安全な手作りごはんで愛犬の健康を守ってあげて」と教えていただき、私も手作り食を頑張っていました。
ところが6月頃に大腸炎で嘔吐と下痢が続き、通院も長引いたのでひどく衰弱してしまいました。体調が回復してからやっと胃腸にやさしいドックフードを少しずつ食べるように。
病気の原因はわからなかったので、手作り食が原因の1つかもしれないと思いました。ドックフードをあげて体調も落ち着いてきたので、このままドライフードに変更しました。
ふらふらして暗いところに入りこんだり、苦しくて地面をがりがり掘ってしんどかった
ドックフードに変えても同じ時期に大腸炎で体調を崩したので、フードが原因ではなかった。でも手作り食に戻すのは怖かった。
ペットの手作りごはんのメリット・デメリット
紆余曲折しながら、手作りご飯とドックフードを行ったり来たりしてきました。
そこで、手作りごはんのメリット・デメリットをまとめてみました。
- 脂っぽい毛で体臭もきつかったが、無臭になり毛つやもよくなる。
- 体形がすっきりしてきた。
- エサから水分がとれるので、カブカブ水を飲んでむせることが無くなる。
- 消化された、量の少ない便はあまり臭くない(ドックフードの時は1日3回の臭い便だった)
- 野菜くずやだしがらなど、食材を無駄なく使えてフードロスも減らせる。
- 手作りするのは時間と手間がかかる。
- ドックフードの時よりもお金がかかることも。
- 栄養のバランスがよくわからないので、偏りがでてしまう可能性がある。
犬の健康維持を考えると、やはり手作り食に軍配があがります
昔は手作り食があたりまえだった
中学生の時に捨て犬を飼いましたが、すでにフィラリアにかかっていて、長生きするのは難しいと言われたのに10年以上生きてくれました。
犬のご飯は、家の残り物の味噌汁や魚などの残飯=今でいう手作りごはん。塩分はできるだけ抜いて与えていました。
体調によって食べない時もありましたが、不思議なことに父の作る手作りご飯はガツガツと食べるのです。コツは、手間をかけて人が食べたくなるようなごはんを作ることだそう。
父の手にかかると、残った汁物にご飯と細かくほぐした魚の身を入れて残飯とは思えないほど美味しそうなぞうすいに変身します。
最近、キャベツをまな板で切っていると必死にジャンプして欲しがります。分けてあげると美味しそうに食べるので、ドックフードより手作り食を欲しがっているのかなと悩んでいました。
今回の体調不良をきっかけに手作りのご飯に切り替えることができました。そして犬のための食事が私たちの健康維持につながってるのだと思うと今度は挫折せずに続けていきたい!
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